わかさぎ釣りをしたことがない知人に、僕がわかさぎギ釣りが大好きだという話をすると、たいていの場合出てくる言葉はふたつ。まずひとつめは「寒そう!寒いのは嫌だ」系で、もうひとつは「あれってさ、釣ったその場でテンプラにして食べるんでしょ?美味しそう!」系です。
ひとつめに関しては、まったく否定はできないものの、ちゃんと防寒対策をしていれば寒い思いをすることはほとんどなくて、むしろテントの中は温かいので上着を脱ぐくらいだと説明するとみんな目をまるくして驚く。この誤解が生じたのはTVで面白おかしくタレントが非常に寒い思いをしてワカサギを釣る場面などを放映している弊害以外の何ものでもない。さらに言えば、経験してもいないのにそういう偏見を言う人は、スキーやスノボーその他冬のアウトドアは全部寒いと思っているのだろう。経験をしていないのに偏見だけで物事を判断していると人生の幅がせまくなりますぜ、旦那。
もうひとつの「その場でテンプラ神話」。その場で釣ったワカサギをみんな天ぷらで食べると思っている人たち。はっきり言ってそんなことをやっている人はほとんどいません。主な理由は以下の3つ
理由その1 釣りが楽しいので、そんな面倒なことを釣り場でやっている場合じゃない
理由その2 テントの中で天ぷらなんかしたら、油の臭いや煙が充満して大変なことになる
理由その3 狭い場所で油を熱するなんて危険極まりない
かつて、初めてワカサギ釣りに連れて行った友人に懇願されて、テントの中で天ぷらをやったことがあるが、油の臭いで大変な状態になり、もう2度とやるまいと心に誓ったことがある。それならば外でやればいいじゃんという話になりそうだが、厳寒の氷上で美味しい天ぷらを揚げるほど油の温度を上げることは容易ではないし、そんなことをしている暇があったら釣りを楽しみたい。
だからイベント的にやってみたいという「お客さん」を釣れていったときは、釣りの傍らランタンの熱を活用して塩焼きにして、醤油マヨで食べてもらっている。それで充分美味しいし「お客さん」のご要望にも応えられる。天ぷらや唐揚げは帰宅してからの晩酌の肴で充分だろう。いずれにせよ。これだけわかさぎ釣り人口が増たにもかかわらず、「その場でてんぷら神話」は永遠に消えることはないんだろうな(苦笑)